11月28日の初級講座の様子をご紹介します。

さて、6期生の皆さんはいったい何をしているのでしょうか?
手のひらのにおいをかいでいる…わけではありません!!
答えはこのブログの最後にお知らせします♪
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早いもので6期生の初級講座が始まってもう丸2カ月が経ち、
ホットショップでの作業に体が少しずつ慣れてきました!

吹きガラス講座の前に…まず加工室で前の週に作った作品を確認。
講座の前や後に作品を囲みながら、スタッフも講座生の皆さまとたくさんお話をします♪
先週初めての加工で持って帰った作品をどこに飾ったか、
ご家族や友人の反応はどうだったか、聞いてみました。
「玄関に飾って毎日見ています♪」
「母親に見せたら”これ本当にあんたが作ったん?!”とびっくりされました」
これからもたくさん作ってもどんどん腕をあげて、
もっともっとご家族を驚かせてしまいましょうね♪♪
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さて、今日からいよいよ「吹き竿」を使用した作業が始まります!

まずは、吹き竿を使ったデモンストレーションでガラスに息を入れた作品を作ります。
「形を整えて”はし”でくくる」という作業は同じですが、
今回からは「吹いてガラスに息を入れる」という作業が加わります。
吹くときの姿勢や、吹く強さなどの説明をしてもらいました。
さぁ、いよいよ作業開始!!
ひとつ作業が増えても、これまでの基本は変わらないので落ち着いて…

高温でまだ柔らかいガラスに息を入れて吹いていきます。
柔らかい状態のガラスは放っておくと重力でどんどん下に垂れてしまうので、
息を入れる時もずっと竿を回さなければいけません。
最初は「吹く」と「回す」をバランスよく同時に行うのが難しいので
ゆがんだ形に膨らみやすいですが、上手に吹けていますね♪

かたまりのガラスから、息を入れたガラスになっても、
竿から切り離すための”くくり”という作業は同じです。
慎重にくくり(細いくびれ)を作っています。

できた!
初めての”ブロー”(息を入れること)はどうだったでしょうか?
「難しかったけど、楽しい!」
と、とてもいい笑顔です。来週からも楽しみながら作品を作っていきましょう♪
講座が進むにつれて、アシスタントの作業も増えていきます。

熱いガラスを巻き取った後の竿は、場所によっては触れないくらい熱くなっています。
”パイプクーラー”という水の循環する装置で竿を冷ました後、
竿に付いている水をタオルで吹きとるのがアシスタントのお仕事です。
吹きガラスは、チームワークで作品を作ることが多く、
アシスタントが上手な時は、とても作業がしやすくなります。
また、アシスタントをすることで自分の技術向上にもつながるので、
アシスタントもがんばってくださいね♪
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さて、ここからは加工の時間です。

皆さんのエプロン姿が素敵だったので、思わず写真を撮ってしまいました!
「さあ、磨くぞーーー!」

回転台を回しながら…「まっすぐになってる???」
「うーーん …まっすぐに見えるね。」
と、真剣にチェックをしています。
ガラスの底を削ってまっすぐに立たせるだけでも、最初は難しいんですよー。
講座生作品入れの6期生のカゴは、ガラスの形を整える練習で
これまでにたくさん作ったかたまりでいっぱいです!
底を削って磨いて、ペーパーウエイトに仕上げて毎週必ず1つは持って帰ります。
どんどん削ってどんどん磨いて、飾ったり家族や友人にプレゼントしたり、
素敵な作品をたくさん仕上げてくださいね。
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西川先生がしゃがみこんで何かをしています。

占い師のように、講座生の皆さんの手のひらを覗き込んでいます…。
これはいったい???

「手のひらに息を吹きかけて、ガラスに息を吹き入れる強さを教えているところ」でした!
未来館にお越しになるお客様によく
「吹きガラスって肺活量がいるんじゃないの?息を入れるのって大変そう!!」
と質問されるのですが、ガラスが柔らかいうちは
普通に会話をしたりため息くらいの強さでも十分に膨らみます。
最初のうちは吹く強さが分からなくて、強すぎたり弱すぎたりしてしまいます。
そこで、「優しく吹いてください」と言われたらこのくらいの強さ、
「少し強く吹いてください」といわれたらこのくらい、と
実際に息を吹きかけて強さを実感してもらいました。
ブログの最初にあった手のひらのにおいをかいでいるように見える写真も、
実は自分で息を吹きかけて、吹く力加減を確認しているところでした。
…知らない人が見たらびっくりしますよね?
吹きガラス講座では、時にはこのように笑いとともに吹きガラスのコツを教えています。
ちなみに、この息を吹きかける指導法は、西川先生オリジナルで、
どこの工房でもやっているというわけではありません(笑)
吹きガラス講座ってなんだか面白そうだな、と思われた方は
お電話にて開講日をご確認の上、ぜひご見学にお越しください♪ (S)