初級講座(8回目)

12月5日の初級講座の様子をご紹介します。

 

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今日から“ポンテ”と“口を開く作業”が新しく増えました。

 

“ポンテ”とはイタリア語で“橋渡し”という意味です。

 吹きガラスで制作する場合、始めに吹き竿を使ってグラスの下半分を作り、

グラスの底に新しい竿を付けて吹き竿から切り離します。

それから、グラスの飲み口になる上の部分を作ります。

そして、この切り離す作業を吹きガラスでは“ポンテをとる”といいます。

 

いつもの様に、西川慎先生のデモンストレーションがありました。

 

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ポンテはアシスタントが作ります。

穴の開いていない竿にガラスを巻き取って形を整えます。

アシスタントはタイミングを合わせて先生のところへポンテを持っていきます。

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竿を回しながらセンターとってポンテをしっかり付けます。

中心がとれたら、吹き竿をピンサーで叩いて竿からガラスを切り離します。

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次に、はしを使ってグラスの口を作ります。

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はしをガラスの口にあてて、ゆっくり開いていきます。

ガラスが柔らかくて薄いので、力を入れすぎると口が曲がってしまいます。

なので、ここは慎重に…講座生さんも一緒に真剣になって見ていました。

 

 

さて、いよいよ練習が始まりました!!

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いつものようにガラスを巻き取って紙リンをかけ、吹いていきます。

この作業はずいぶんと慣れてきて、ガラスの形もキレイになってきてますね。

講座が始まって2カ月経ちますが、みなさんぐんぐん上達しています。

すごいです!!

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くくりも少しずつ出来るようになっています♪

 

 

そして、いよいよポンテ…

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少し緊張しながらも慎重にポンテを付けていました。

 

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…よしっ!!

 

この作業を時間を長くかけてしまうとガラスが冷めて割れてしまう事があるので、

少し素早く、けれど慎重にしなければいけません。

ここでうまくセンターがとれていたら後の作業がスムーズに進みます。

 

口を開く時も慎重に…

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今日は練習なので、口は開きたいところまで開いて小鉢を作りました。

来週は口をまっすぐ開いてグラスを作っていきます。

初めてのマイグラスが出来るので楽しみですね♪

 

 

さて、加工の時間です!

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先週、初めて息を入れて作ったブローの作品を磨きました。

口を開いてないのでグラスになりませんが、一輪ざしとして使えます♪

  花を生けやすくする為に、わざとガラスの口を傾けて底を削りました。

 

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口の大きさや水を入れた時のバランスを考えて、形をデザインしながら加工していきます。

 「どこに飾ろうかな~?」  「何の花をいけようかな??」 と考えながら、

楽しそうに加工していました♪

 

みなさん、また来週も一緒にがんばりましょうね♪♪

ようこそ西平原双葉子ども会の皆様♪

 11/28(土)、宇部市の西平原双葉子ども会の皆様がいらっしゃいました♪

小学生だけでなく、小さいお子様から大人まで総勢31名がガラス体験を楽しまれました。

 楽しい作品がたくさんできましたので、今回は、作品の写真をたくさん載せようと思います♪

 

 こちらは、アッカンベーの顔。お皿が顔になっています。ナイスアイデア!

この男の子の完全オリジナル作品です。すごい!! 

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シールを貼ったお皿に高圧の砂を吹きかけてすりガラスにします。

シールをはがせば、シールの部分はカバーされて透明のままです。

↓ サンドブラストをした完成作品!

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当館では、カッターで模様を切るのが難しい小さなお子様向けに、

かわいいシールをたくさんご用意しています。

単にシールを貼るだけでなく、シールを組み合わせて新しい模様を作ったり、切り込みを入れたり、

自分の名前だけはカッターを使って切ってみたり、すごく工夫がみられます。

思いがけない発想に驚かされます!。本当に頭が柔らかいです☆

 

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   ↓未来館のキャラクター、「カッピン」が隠れています!どこにいるか分かるかな?

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 こちらは、高学年の男子の作品。

カッターを使って、時間をかけて丁寧に模様を切りました。

よくがんばったね!

 

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エナメル絵付けは、メッセージが込められた作品が多かったです。

大切な友達がいるって素敵です♪ 

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           「うちら最強コンビ」                     「i  LOVE   友」

 

 

家族へのメッセージ。お父さん、お母さん、嬉しくて泣いちゃうかも・・・・。

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  ウルトラマン! この作品、私のお気に入りです♪

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 できあがり♪ の笑顔。本当にいい笑顔です。

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 保護者の方が積極的に子供たちと一緒になって、ガラス体験を楽しまれていましたので、

子供たちの笑顔もより一層輝いているように感じました☆☆☆

友達との親睦だけでなく、親子の絆も深められたのではないでしょうか♪

 

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・・・・・・・・

 

エナメル絵付けの作品は、電気炉で焼きつけをしますので、

お渡しが一週間後になります。

ちょうどこのブログを書いているときに、この子ども会で体験をしてくれた綾乃ちゃんが

お母さんと弟さんと一緒に作品を受け取りに来てくれました。

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「一週間で出来上がると聞いていたので、待ちきれずにちょうど一週間後に来ちゃいました!」

「すごく楽しかった♪ また体験したい♪」と家で感想を話してくれたそうです。

ありがとう☆ 本当に嬉しいです。

すごくかわいい作品ができましたね☆☆☆

 

 西平原双葉子ども会の皆様、このたびは本当にお世話になりました。

また、是非お越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしております☆

 

・・・・・・・・・・

 

エナメル絵付け、サンドブラスト体験は、予約が要りません。

※10名様以上のグループの場合は、事前にご予約ください。

体験受付時間 9時~11時 / 13時30分~15時30分

              クリスマスの絵柄や、来年の干支のトラでチャレンジされませんか?

 

詳しくは、きららガラス未来館 ℡.0836-88-0064 までお問い合わせください♪ (S)

山陽小野田市自治連研修会のサンドブラスト体験♪♪♪

先日山口県の自治会連合会の皆さまがいらっしゃいました。

(その様子は、11月11日「自治連の研修会でサンドブラスト体験♪♪♪」でご覧いただけます。)

 

そして今回は、地元である山陽小野田市の自治会連合会の

皆さまがサンドブラスト体験にいらっしゃいました♪

 

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まず、西川慎先生による吹きガラスのデモンストレーションで、

熔けたガラスを道具でつまんで伸ばす所をお見せした後、

取っ手の付いた大きなビアジョッキを作りました。

ガラスの形が変わっていくところや、取っ手に飾りをつけた時など、

ところどころで「おぉ~~~」と歓声があがり、デモ終了時には大きな拍手が!!

 

デモンストレーションが終了したら、いよいよ体験開始です。

グラスに様々な形のシールを貼り、オリジナルデザインのグラスを作ります。

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体験の説明中。皆さま真剣に耳を傾けてくださいました。

サンドブラスト体験の説明を聞いたら、早速グラスにシールを貼っていきます。

どんな作品が仕上がるのでしょうか…?

シールの形は限られていても、貼る場所や組み合わせで模様は無限大です。

 

しばらくすると、サンドブラスト待ちのグラスがこんなに!!

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サンドブラストの機械は未来館に2つありますが、

同時にたくさんの作品を仕上げることはできません。

そこで、このグラスの行列ができたんですね。

 

作品が出来上がった順番にサンドブラスト室に移動して頂き、

グラスに砂を吹き付け、ガラスの表面を削ります。

透明のガラスが削られて白くすりガラスの状態になっていきます。

「あっという間に白くなるんじゃね。」

「自分でやるとは思わなんだ!面白いね~」

と、いろいろな感想を頂きました♪

 

さて、サンドブラストの機械ですりガラスに仕上がったら、

グラスに貼ったシールをはがしていきます。

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「いっぱい貼ったけぇ、はがすのがたいへんじゃね(笑)」

とシールをはがしながらもにぎやかに談笑されていらっしゃいました。

 

そして、出来上がった作品がこちら。

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大きなシールをカッターやハサミで切りとって作ったイニシャル付きの作品です。

イルカが遊んでいるところがとても楽しそうですね♪

お話をしていてわかったのですが、この作品を作られたお客様は、

きららガラス未来館でよく体験に来てくださるご家族のおじい様でした!

つい先日も体験していただき、その作品の話で盛り上がりました。

次は皆さまお揃いでぜひいらしてくださいね。

 

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こちらはひとつのグラスを一周ぐるりと撮影した写真です。

小さな丸いシールで「マ」「ツ」「ナ」「ガ」と、ご自身のお名前を貼りつけました。

シンプルながら、とても個性的で素敵な作品です♪

 

 全員の体験が終了し、サンドブラスト室からホールに出てみると、

ちょうど夕焼けのきれいな時間で、早く終わった方々が夕日を鑑賞中でした。 

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 「日本夕日百選」にも選ばれた焼野海岸の夕やけをご堪能頂けたでしょうか。

 

今回も、たくさんの素敵な作品が出来上がりました。

「孫に吹きガラスをさせてみたいな」

「今度は家族でまた来るね」

と言ってくださいました。楽しみにお待ちしておりますので、またぜひいらしてくださいね♪

自治会連合会の皆さま、本当にありがとうございました。

 

・ ・ ・

 

素材のグラスは大量生産のものですが、そこ
にご自分で模様をつけると

世界に一つしかないオリジナルのグラスが完成します。

思い出作りに、プレゼントに…目的は様々です。

サンドブラスト体験は、体験当日にお持ち帰りが出来ます。

ブログをご覧の皆さまも、ぜひ遊びに来てくださいね。

 

とんぼ玉制作体験(11月23日)

11月23日のとんぼ玉制作体験の様子をご紹介します♪

 

・ ・ ・

 

一列に並んで、とんぼ玉開始♪

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熔けたガラスは柔らかく、油断すると下に垂れて落ちそうになります。

「うわ~~、もうダメです!危ない!!」

「こんなに柔らかくなるんですか、すごい!」

と皆さん盛り上がりながらガラスを熔かして形を作ります。

 

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とんぼ玉が完成したら、「徐冷灰」に入れます。

ガラスは内側と外側の温度差が出来ると割れてしまうので、

保温効果の高い徐冷灰の中でじっくりと時間をかけて冷まします。

小さい玉なら30分くらい、大きくなると1時間くらいかかります。

 

・ ・ ・

 

「完成!」にっこりと素敵な笑顔を頂きました♪

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  さっそくネックレスを付けてくださいました。

お出かけの際に付けてくださるとうれしいです♪

 

・ ・ ・

 

完成品の写真もご紹介しますね♪♪♪

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マーブル模様や2色玉、細いラインなど、いろいろな模様をつけることができます。

 

・ ・ ・

 

とんぼ玉制作体験は、通常予約制の体験ですが、

平日に模様を限定したとんぼ玉制作体験も開催しております。

体験の予約状況によってはお受けできない場合もございますので、

体験ご希望の方は、お気軽にお電話にてお問い合わせください。

きららガラス未来館TEL : 0836-88-0064

初級講座(6回目)

初級講座6回目の様子を紹介します。

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今回から吹きガラス制作で重要な“くくり”の練習を始めました!!

くくりを入れて卵型のペーパーウェイトを作りました。

“くくり”とは竿からガラスを切り離し易くするために、

ジャック(はし)というガラス用の道具を使って作品に細いくびれの部分を作ることです。

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始めに、西川慎先生のデモンストレーションがありました。

くくりがきれいに入ると、作品の形もきれいに出来上がります♪

先生がくくるととてもきれいな卵型になるので、講座生の皆さんは驚いていました。

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この先生の作品をお手本にして練習をしました。

 

 

今日はみなさん、いつも以上に真剣に集中して練習していました。

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 来週もこの練習が続くので、頑張ってくださいね♪

 

ホットショップでの練習後、

場所を変えてコールドショップ(加工室)へ。

いよいよ作品の加工がはじまりました!!

 

加工室では作品がまっすぐに立つように

加工機でガラスの底を削って平らにします。

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先生による荒削りから磨きまでのデモがありました。

やすりと同じように荒いものから細かいもので順番に削っていき、

最後はぴかぴかになるまで磨きあげていきます。

 

加工室ではホットショップと違って火を扱わないので火傷の心配はないのですが、

加工機で誤った使い方をするとガラスが割れて怪我をする怖れがあります。

十分に気をつけて作業しなければいけません。

 

加工機の使い方や注意する点などの説明があった後、

いよいよ実際に作品の加工がはじまりました。

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まずは今日、持って帰りたいお気に入りの作品を加工しました。

始めはどきどきしながら慎重に削っていましたが、

何回も削るうちに落ち着いた様子で加工していました。

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加工の途中で回転台の上に置いて、まっすぐ立っているか先生のチェックがはいります。

先生の「OK!」がでたら次の番手へすすみます。

 

最後の磨きが終わって、乾かしてみると…

底がぴかぴかになっていました!!

初めて自分で磨いたガラス作品を嬉しそうに眺めていました♪

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みなさん、初めてのガラス作品をゆっくり家で眺めてくださいね♪ 

来週もまた一緒にがんばりましょう。

職場体験♪♪

高千帆中学校の二年生の女の子が当館での職場体験を希望してくれました。

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朝、スタッフ全員どきどきしながら彼女が来てくれるのを待ちました。

時間になると落ち着いた様子で未来館に入ってきて、

少し緊張しながらも笑顔であいさつをしてくれました。

それからスタッフの紹介をして、今日の予定を発表。

 

まずは、未来館を紹介するDVDを観てもらいました。

未来館で行っている体験や館内の紹介、ガラスの技法や吹きガラス制作の説明などが流れます。

ガラスについて学ぼうと真剣に見ていました。

 

DVDを見た後はひと休み♪

学校のことや好きなことについて話しをしました。

音楽が好きで、歌うのが大好だそうです。

よく大塚愛の楽譜を持って音楽室で先生と一緒に歌うそうです♪

学校が楽しいみたいなので、いいことですね♪♪

 

 

休憩後、ガラス体験の準備を手伝ってもらいました。

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エナメル絵付けやサンドブラスト体験の道具を机の上に並べていきます。

彼女はとても丁寧にきれいに並べてくれました!!

きっと、体験をするお客様に喜んでいただけると思います♪♪

 

 

そして、その準備をした机でサンドブラスト体験をしてもらいました。

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素材はかわいいハートの形のガラスを選びました♪

後は、ガラスの表面に星やハートのシールを貼って模様を作ります。

ハートのお皿なのでハートのシールを使ってクローバーを作っていました。

とてもかわいくバランスよく貼ってくれました。

 

 

体験の途中でしたが団体の見学が来られたので、お客様の接客を体験してもらいました。

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笑顔で「いらっしゃいませ。」とあいさつをすると、

見学に来られたお年寄りの方も笑顔であいさつをしてくださいました。

 

 

見学のお客様が帰られて、はりきって体験の続きを始めました。

シールを貼り終えたら、サンドブラスト室へ移動。

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ここでは砂を吹き付けてガラスの表面を削っていきます。

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砂をかけた後、シールをはがしたら完成!!

出来上がった作品を見てにっこりしていました♪

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ガラス体験の後に、

ガラス造形作家の西川慎先生、池本美和先生の工房(M.M.グラススタジオ)を見学しました。

特別に吹き場の中に入って、先生から工房の設備の説明がありました。

ガラスがどろどろに熔けているのを見てびっくりしていました。

 

 

お昼休憩は体験の様子を見に来られた担任の先生と一緒に

楽しく話しをしながらお弁当を食べました♪

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頑張って働いたのでお腹はぺこぺこ。お弁当は一番に完食していました!!

それを見て、先生もひと安心されていました。

 

 

午後は未来館の外でパンジーの苗を植えてもらいました。

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寒い中、一生懸命手伝ってくれて、自分で植えたきれいな花を見て笑顔を見せてくれました♪

そして、このパンジーを未来館の入り口に並べました。

元気に咲いているので、みなさまぜひ見にきてください!

 

職場体験終了後、スタッフと話をしている中で

「体験が楽しかった♪ありがとうございました!」と笑顔で言ってくれました。

 スタッフみんなも楽しく過ごすことができて、未来館としてもいい体験ができました。

ありがとうございます。

この体験が何か彼女の将来の役にたてればと思います。

 

 

また、未来館に遊びに来てくれるのを楽しみにしています♪

 

 

 

 

 

 

初級講座(5回目)

11月7日(土)の初級講座では、前回の予告(?)通り、

「完成した作品に水をつけ、竿を叩いてガラスを竿から切り離す」

という作業が新しく加わりました。

 

・ ・ ・

 

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先週ガラスをつつくのに使った”ピンサー”(ガラス用の大きなピンセット)

を持って、ベンチの後ろにあるバケツに手を入れます。

その時、ピンサーを握って閉じておくのがポイント。

そうすると、閉じたピンサーのすき間に水がたまります。

水をためたまま、”くくり”という竿から切り離すためのくびれに

ピンサーを近づけて…作品本体に水がかからないようにくびれに水を落とします。

 

簡単そうに見えますが、最初はなかなかうまくピンサーに水をためたり、

狙った所に水を落としたりすることができません。

また、作品本体に水がかかってしまうと、その水で

小さなヒビの模様が出来てしまうので注意が必要です。

 

・ ・ ・

 

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慎重に、慎重に…

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水をくびれに落としていきます。

この水が触れた部分のガラスの温度が下がることで、

このあと竿を叩いてガラスを切り離すためのヒビを入れることができます。

 

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講座中には、時折作業を中断して先生から作業の解説が入ります。

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慣れてくるとだんだんわかってくる、「ちょっとしたコツ」を、

講座生のお一人お一人の動きに合わせて指導します。

この、「ちょっとしたコツ」が体に身に着くとびっくりするくらい

制作がスムーズに進むようになるんですよ♪

 

・ ・ ・

 

さて、ここからは次週から始まる”くくり”の作業の説明です。

”くくり”とは、ジャック(はし)というガラス用の道具を使って

細いくびれの部分を作品に付けることです。

 

ガラスを竿に巻きとったそのままの状態では、竿に一番近い場所のガラスの直径が大きすぎて、

後で水をつけて竿から切り離すときに、叩いた衝撃で本体にヒビが入ってしまいます。

 

そこで、くくりを入れて衝撃に弱い細い部分を作っておき、

その部分に水をつけてヒビをいれ、より弱くした状態で叩いてガラスを切り離します。

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左側の写真では、作品が一本の筒のような形をしていますが…

右側のくくりを入れた後の写真では、くびれが出来て卵のような形になりました。

 

来週は、講座でこのくくりの作業を初挑戦!します。

ガラスの形を変える難しさ、楽しさをご紹介する予定ですので、お楽しみに♪

 

・ ・ ・

 

初級講座も、5回目が無事に終了しました。

講座生の皆さまも、未来館に通うことや吹きガラスの動きに

少しずつ体が慣れてきた頃でしょうか。

「やっと少しずつ体が慣れてきたけれど、覚えることがたくさん

あってまだまだ大変!でもそれも楽しんでいます」

という感想を頂きました。

ご夫婦で参加されている方は

「行き帰りや普段の生活でガラスの話をすることが増えた」とのこと。

帰りに焼野海岸の防波堤で釣りを楽しんで帰られたそうです。

これからも楽しんで行きましょうね~~~♪

おすすめ♪ 展覧会情報 「ガラス工芸の精華-ガレから現代まで-」

現在、広島県廿日市市にある「はつかいち美術ギャラリー」にて、

『ガラス工芸の精華 -ガレから現代まで-』を開催中です。

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この展覧会では、北海道立近代美術館の近現代のガラスコレクション約1,000点の中から、

各時代を代表する選りすぐりの優品100余点を展示しています。

様々な時代のガラス芸術作品が一度に見られる、素晴らしい展覧会です。

 

また、ミュージアムショップではきららガラス未来館の講師であるガラス造形作家の

西川慎先生、池本美和先生の作品を展示・販売しています。

未来館ブログにも時々顔や名前が登場するお二人の作品を間近で見ることができます。

ホームページでは伝えきれないガラスの魅力をお楽しみください♪

 

『ガラス工芸の精華 -ガレから現代まで-』

 場所:はつかいち美術ギャラリー

会期:2009年11月7日(土)~12月13日(日)

講演会や、ギャラリートークもあります♪

(HP → http://www.hatsukaichi-csa.net/gallery/index.html

 

M.Mグラススタジオ(西川慎先生、池本美和先生)について

場所:山陽小野田市焼野海岸、きららガラス未来館のお隣。

(HP → http://www.mm-glass-studio.com/

スペイン料理店「ソル・ポニエンテ」からのおすそ分け♪

 これは、何の球根か分かりますか?

 

  

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正解は、サフランです!

サフランは、スペイン料理のパエリャやブイヤベースの黄色の色付けに良く使われます。

このサフランは、大分県 竹田市で栽培されたものです。

先日、富士商グループのスペイン料理店、ソル・ポニエンテと竹田市との交流でいただいたものを

未来館にもおすそ分けしてもらいました♪

 

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このまま水をやらないで、ただおいておくだけで花が咲くんですよ! と説明を聞き、

本当に水はいらないの? と半信半疑でしたが・・・・

球根をいただいてから5日目の朝、花が咲きました!

どんな色の花が咲くのかと思っていたら・・・・

  

 

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紫色のきれいな花でした♪ 

 

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サフランは、植物の名前でもありますが、一般的に売られているものは、

花の中央から垂れ下がる雌しべを乾燥させたものだそうです。

 

 

上の写真の赤い部分が雌しべです。

まだ花びらに巻かれていて良く分かりませんが、雌しべは3本あります!

竹田市のサフランは、雌しべが長く、香りが高いのが特徴とのこと。

ソル・ポニエンテのパエリャの美味しさの秘密は、このサフランが使われているからなのですね♪

 

 

 

球根は、未来館にご来館されたお客様にお配りしました。

今頃、きっと綺麗な花が咲いているでしょうね♪♪

 

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自治連の研修会でサンドブラスト体験♪♪♪

先日、山口県自治会連合会の皆さまがきららガラス未来館で

サンドブラスト体験をしてくださいました。

 

50名近くの団体様なので、半分ずつにグループ分けをして

吹きガラスのデモンストレーション見学を先にするグループと

体験を先にするグループに分けての体験開始です。

 

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デモンストレーションでは、型吹きのお皿を制作しました。

作品を作りながら、ガラス造形作家の西川慎先生がマイクで解説をします。

ご見学の皆さまは、熔けたガラスがどんどん形を

変えていく様子を間近で真剣に見ておられました。

 

さて、一方がデモンストレーションを見学している間に

もう一方のグループは早速サンドブラスト体験スタートです。

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様々な形のシールを貼って好きな配置でデザインしたり、

選んだ絵柄をカッターで切り抜いたりという作業を行います。

シールを貼る場所や数によってがらりと雰囲気が変わり、

とても個性的な作品が次々と出来上がっていきます。

 

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デモンストレーションを終えた西川先生もサンドブラスト体験の指導に回り、

カッターで絵柄を切り抜くお手伝いをしています。

プロの技!と作品を完成させたお客様が集まってきました。

 

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シールを貼り終えた方や、カッターでの切り抜きが終わった方から

部屋を移動して、いよいよサンドブラストを行います。

小さな砂が機械によって強い風と共にガラスの表面に当たり、

むき出しのガラスの透明な部分をどんどん白くすりガラスにしていきます。

 

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機械から作品を取り出したあとは、シールやマスキングテープをはがします。

「完成した♪」と素敵な笑顔を頂きました♪♪

 

最後に、サンドブラストをする前と、完成された作品の様子をご紹介します。

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このシールは、本来は目や鼻の部分はくりぬかれていないシールですが、

「細かい作業が好きだから、楽しいんです♪」

と、たくさん貼った牛やイルカのシールに、お客様がカッターで

目や鼻や口などを切り抜き、表情をつけておられました。

笑っているような表情の牛やイルカたちが優しい、楽しい雰囲気を出しています。

 

体験された方々に制作中や完成後にお話を伺いました。

「これで、何を飲もうかなー♪」

「孫にプレゼントする予定なんです」

「シールを貼るだけでも、なかなか奥が深いもんだねぇ。」

世界にたったひとつしかない作品です、記念になりましたでしょうか。

 山口県自治会連合会の皆さま、今回はお越しいただき本当にありがとうございました。

 

・ ・ ・

 

通常、団体体験は25名様までを上限とさせていただいておりますが、

当日の予約状況などによりそれ以上でも対応可能な場合がございます。

団体体験やデモンストレーションをご希望の方は、事前にお問い合わせください。

きららガラス未来館TEL:0836-88-0064